今は今で誓いは笑みで
今回は、最近Youtubeで人気を伸ばしている「ずっと真夜中でいいのに。」というバンドの新作をレビューしようと思います。
今作は、2019年6月12日に発売された2nd mini ALBUMです。
ずっと真夜中でいいのに。は、いつも”こんな曲作りたかった!”と思わされるお洒落でテクニカルな曲を作られます。
また、か弱いようでぽーんと抜けてくる歌声が魅力的です。
今回のレビューのために歌詞も検索したりしましたが、なかなか表現が多彩で面白いですね!
これからさらに考察してしまいそうです。
01. 勘冴えて悔しいわ
ど頭から心を掴まれるキメと、耳を奪うベースのスラップ。
ハイスピードでスタッカート気味なピアノのフレーズもすごく洒落ていてGOODです。
Aメロ後半のギターカッティング気持ちいい〜!
テレキャスのギャンギャンした音ってたまんないですよね。
2番間奏で暴れまわる楽器隊、かっこよすぎんか・・・!
そして間奏のベースもやば!
全編通してベースグルーヴやばすぎる!!
さらにびっくりなのは、サビのキー高っ!!
”ゲラゲラ”かっちょいい。
ラスサビだけ”ゲラゲラゲラ”なのも良い。
歌詞は意外と辛辣ですが、”SNSで批判してくる人たちがうざいけど、自分の成長にもつながってるから感謝しちゃうよ”という内容だと思います。
”毒苺”ってなにを示唆しているんだろう。
02. 正義
きれいな裏声がとても気持ちいいです。
低い音から高い音まで綺麗に歌いこなすなぁ、本当にすごい。
やっぱりこの曲もベースのグルーヴがエグいです。
ずっとスラップしてる。笑
歌詞が難解で真意を理解するのは難しい・・・!
03. またね幻
おっしゃれ〜〜!
こういうリズムの曲はいつまでも聞いていられる気がします。
ベースのノリがさらに重要となってますね。
サビの歌声が力強くてとってもエモいです。
04. マイノリティ脈絡
ボカロとかニコ動臭が強いように感じます。
たぶん米津臭なんだと思う。
1番だけではゆったりした曲かと思ったらサビは一気にハイテンポになり、サビ後半から4つ打ちで一気にダンサブルに。
2番からはシンセベースですね。
ギターのワウ早すぎる(笑)
05. 彷徨い酔い温度
今度こそ静かでゆったりした曲です。
和太鼓のような民族的な雰囲気が印象的です。
06. 眩しいDNAだけ
語るようなポエトリーリーディングから始まるのが斬新な曲。
サビのコード進行がとても良いですね。
1拍ずつ下っていく進行が好きです。
歌詞の内容も大変おもしろく、以前発表された「ヒューマノイド」との関連性を見られます。
自分という人間が自分であるということはどのように証明できるのでしょうか。
整形した自分は自分なのか?
記憶を失った自分は自分なのか?
心が死んだ自分は自分なのか?
自分が自分じゃなくなったとしても、DNAだけは変わらずに生きている。