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【Awesome City Club】華麗に進化・深化を遂げた2ndアルバム「Grow apart」全曲レビュー

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Grow apart

 

約1年5ヶ月ぶり、バンドとして2枚目となるフルアルバムのリリース!

新体制、さらにデビュー5周年を迎える2020年の新たな挑戦が集約された1枚。

今作は ”すれ違い” をテーマに作られており、アルバムタイトル「Grow apart」(”互いに別の方向で成長する” )にもあるように恋人同士の ”すれ違い” 、自分自身の中に存在する相反する気持ちの “すれ違い” など… 成熟した Awesome City Club だからこそ表現できる数々の “すれ違い” を題材にした楽曲が収録されている。 

また、いしわたり淳治、久保田真悟(Jazzin' park)、ESME MORI、トオミヨウ、田中隼人、永野亮(APOGEE)など超豪華アレンジャー陣、プロデューサー陣を迎え、今までのバンドカラーに新たなテイストを加えてもらい今までにない魅力を表現しているのも本作の魅力の1つ。

さらに、2020年1月に公開した新アーティスト写真をはじめ、シングル・アルバムのアートワークなどは木村豊(Central67)が手がけた。

待ってました!

オーサムのニューアルバムー!いえーい!

オーサムの男女ツインボーカルでお洒落な楽曲が今の自分にめちゃくちゃフィットして、本当に好きなんです!

今作は、ベース脱退後の新体制初アルバムです。

そしてこれまで無かったくらいアレンジャーの方々が参加されてます。

どうなるんだろうな〜と思っていましたが、超現代的なサウンドに進化しててびっくりしました!

 

アルバム全体としてきちんと統一感があります。

特に、タイトなリズムでつい踊りたくなるようなパーカッシブなサウンドが強いです。

男女ツインボーカルもこれまで以上に活かされていて、はよカラオケで歌いたい!

11曲、あっという間に聞き終わってしまいました・・・!

 

一方で、実験色の強い飛び道具的な曲はなく、これまでそういった曲を楽しみにしていた方からするとそこは残念かもしれません。

 

でもこれ実験とか無しに完全に勝負しにいってます。

では、全曲レビューいきます!

 

1.トビウオ

これまでの葛藤や迷いを描いた内容なんですが、サウンドも世界観も、今までのファンをいい意味で裏切りたい、びっくりさせたいと思いながら作った曲。

まず思ったのは、楽器の近さというか生感が凄い。

めっちゃかっこいいです。

クラップが印象的。

後半シンセが強烈で超かっけぇ、、!

まず、僕日本で一番好きなバンドがAPOGEEなんです。

本当に唯一無二、異次元の音楽だと思っていて。

いつかどうしても永野さんとやりたかった。

その願いが叶った曲です。

私このAPOGEEというバンドを知らなかったんですが、2001年から活動されているベテランバンドで、独自の世界観が人気のバンドのようです。

勉強しておきます!

2.アンビバレンス

タイトルの「アンビバレンス」が表す通りに、相反する感情を同時に持ったり、相反する態度を同時に示すことを表現した楽曲。

「ワンルームディスコ」をテーマに掲げた曲で、自分の中の相反する感情自己矛盾、二律背反を抱えながら白にも黒にもなれず音楽に溺れていく、そんな夜を歌った曲です。

作詞/作曲はボーカルatagiが担当し、今作から新たな試みとしてESME MORI(エズミ・モリ)をアレンジャーに迎えた。

ESME MORI:最近話題のiriやchelmicoのプロデュースを手がける。

 

この曲、かっこいいですね〜!

どうしても身体揺らしちゃう。

打ち込みのメリハリが気持ちいいです。

特に最後の”さよーなーらー”が好きです!

3.最後の口づけの続きの口づけを

メンバーは”口口”と略しています。

やっぱりこういう曲は問答無用で好きです!

歌詞の内容は、元カレ・元カノと偶然再会しちゃって、それぞれ今の相手がいるのにやっぱ好きや!ってなっちゃう歌ですね。笑

作詞にはいしわたり淳治さんも参加されています。 

この曲は最初のお題目として「令和初のデュエットソングを作ろう」という試みから始まりました。

平たく言えば、禁断の恋の歌なんですが。

自分の中の気持ちが、正しい道をすれ違っていく様子を男女の目線で描いた曲。

ベースのスーパーローもちゃんと現代で良いです。

皆さんきっとスーパーローってなに?と思いましたよね?

安心してください、私もわかりません。

ちょっと調べたんですがあんまりドンピシャで説明しているものはなかったんですが、

どうやらどれだけ低いところまでベースの音を出すかってことみたいです。

音っていうのは周波数なんですけど、その帯域のめっちゃ低いところ、

バスドラムのドッドッって音の帯域がスーパーローみたいです。

 

4.Heart of Gold

この曲は季節の移り変わり、まさにこれからの時期、世間は騒がしく、決して綺麗なモノばかりではないけど、それでもキラキラして輝いているよね。

っていう情景を描いた歌。

楽しい!なんか安心感ある!

「君はグランデ」とかが好きな人は好きそうです。

今作は2人のコーラスワークがめちゃくちゃ光ってますね。

5.バイタルサイン

楽曲のストーリーをアニメーションで表現したミュージックビデオは、オニオンスキンが制作。

土岐麻子さんの楽曲の影響で一度ご一緒してみたかったトオミヨウさんにアレンジをしてもらいました。

感情はいつか忘れてぼやけてしまうとしても、生命反応はきっちりとあなたに反応してしまうんだ、という少女の恋心を歌った曲。

明るく疾走感のあるトラックに対して、別れた恋人への消せない想いを歌った歌詞のギャップがいいですね。

このアレンジャーのトオミヨウさんは、あいみょん、石崎ひゅーい、ポルノグラフィティなど多くのアーティストを手がけています。

ピアノのリフがめっちゃ好き。

ギターの味付けも絶妙、仕事人ですね。

ここまできて、今回のアルバムは本能的に踊りたくなるパーカッシブなリズムがすごいことに気づきました。

6.タイムスペース

歩幅の合わない二人のストーリーと、時計の針が重ならない時間をリンクさせた歌詞になっています。

それでもマイペースでいいじゃんっていう前向きな曲。

あったかくて、大きい。

こういう曲ができたのは自信になった。

PORINさんの作詞です。

2番Bメロで交互に歌うのがすれ違いを感じます。

この曲絶対歌ってて気持ちいいと思います!めっちゃ歌いたい!

本作はアウトロがない曲が多いです。

だらだらしないところが今っぽいです。

7.Black & Blue

もう、超悲しい曲です。

悲しい心のすれ違い。

PORINが書いてきた歌詞。

リアルすぎてプラベートでなんかあったのかなって心配しちゃったくらい。

切ないです。

”いつかきっと君は僕じゃ足りなくなって

突然誰かのものになるだろう”という歌詞がよく表していますね。

ボーカル二人の張りすぎない声が心情とマッチしています。

左右のギターがすんごい気持ちいいけど、きちんと歌が中心にいる。

最後のリバース音がぞわっとします。

8.but xxx

熟年夫婦の罵り合いを描いた曲。本人たちはほとほと呆れてるけど。

でも結局、それって愛だよね…的な?

身近な人の夫婦喧嘩エピソードがおもしろすぎてそれきっかけで書いた曲。

SHING0 KUBOTAさんのアレンジが超ヒップでかっこいい!

メンバーは”バッペケ”と略しています。

ブラスが派手でセクシーな曲だなぁと思ってたら熟年夫婦の歌だったんですね!!(笑)

英語の歌詞が多くて、語感が楽しい曲になっています。

9.ブルージー

皆さん、最近夜空ってしっかりと見ました?これはコロナ前の話ですけど、みんなスマホ見ながら歩いてるなーって。

人はいるのにゴーストタウンみたいだなーって思ったりして。

Dメロの泣きメロはディズニーのアラジンとジャスミンをイメージして作りました。

へ〜そうなんだ!

確かに夜空に月と星!でその下で歌っている感じがします。

男女の想いをそれぞれの目線で歌うミドルバラードで、Awesome City Clubのバンドカラーである男女ボーカルを活かした切ない曲になっています。

この曲もESME MORIさんのアレンジです。

ミュージックビデオはバンドとして初の挑戦となる、PORINさんがプロデュース・監督・編集を行っています。 

このビデオの左右にずれた二人が切なすぎて、、! 

10.Okey dokey

デビューして5年という月日の中で、常に自分達にとっての正しさを求め続けてきたからこそ、今があって、未来もそこに待っている。

という大変ポジティブな曲です。

お酒飲みながら踊りたくなります!

コーラスが多いのもあってパワーを感じます。

作詞はPORINさん。

バンドのこれまでの活動のことを歌っています。

メンバーに宛てた手紙みたいな内容で、めちゃくちゃエモいです。 

11.STREAM

この曲は自分達のこれからを描いた曲、ずっと渋谷を拠点に構えて活動していて。

渋谷もめまぐるしく表情を変え続けているけど、その時の流れに乗って、進んでいけばいいんだ。と。

EDM色が強いです!構成もすごい新鮮。

曲の終わりに向かうにつれてどんどん盛り上がっていくんですが、まずギターソロかっこいいー!!

そして最後にコーラスとフェイク持ってくるのはずるい、、、かっちょよすぎる!!

この曲も作詞はPORINさんです。

さっきの「Okey dokey」は”これまで”のことを歌っていたのに対して、

この曲は”これから”のことを歌っています。

まさに最後の曲にピッタリです。