カイト
作詞・作曲 米津玄師
小さな頃に見た 高く飛んでいくカイト
離さないよう ぎゅっと強く 握りしめていた糸
憧れた未来は 一番星の側に
そこから何が見えるのか ずっと知りたかった
母は言った「泣かないで」と 父は言った「逃げていい」と
その度にやまない夢と 空の青さを知っていく
風が吹けば 歌が流れる 口ずさもう 彼方へ向けて
君の夢よ 叶えと願う 溢れ出す ラル ラリ ラ
小さな頃に見た 大きな羽のカイト
思い出よりとても古く 小さい姿でいた
憧れた未来は いつもの右ポケットに
誰も知らない物語を 密かに忍ばせて
友は言った「忘れない」と あなたは言った「愛してる」と
些細な傷に宿るもの 聞こえて来る どこからか
風が吹けば 歌が流れる 口ずさもう 彼方へ向けて
君の夢よ 叶えと願う 溢れ出す ラル ラリ ラ
嵐の中をかき分けていく小さなカイトよ
悲しみを越えてどこまでも行こう
そして帰ろう その糸の繋がった先まで
風が吹けば 歌が流れる 口ずさもう 彼方へ向けて
君の夢よ 叶えと願う 溢れ出す ラル ラリ ラ
以上が「カイト」の歌詞になります。
とても素敵な歌詞ですね。
注目したいのは、「パプリカ」でも使われていた”一番星”や”ラルラリラ”という歌詞がこの曲にも登場しています。
こういったちょっとした繋がりから、さらなる深みを感じますね。
そこから何が見えるのか ずっと知りたかった
カイトは、自分より上にいる憧れの人を表しています。
オリンピックでいうと”金メダルを獲得した人”。
日本でいうと、”トップアイドルの嵐”のこととも言えます。
そんな憧れの人が、どんな景色をみているんだろう?と思いを馳せるところから始まります。
風が吹けば 歌が流れる
カイトは、風の力で舞い上がっていくものです。
そして、嵐はその名の通り、風を巻き起こす者です。
つまり、嵐の歌が流れると、それをパワーにしてみんなが頑張れるという意味に捉えることができます。
また、続きの歌詞を読むと、嵐の歌を聞いた人たちが歌うことで、どんどん強く・遠くまで行けるといった歌詞になっています。
米津玄師は、嵐という”風を巻き起こす人”に想いを託し、たくさんの人にその想いが届くことを願っていると思いました。
憧れた未来は いつもの右ポケットに
ここの歌詞は解釈が難しいです。
皆さんはいつも右ポケットに何が入っていますか?
きっと多くの人はスマホが入っているのでないかと思います。
完全に嵐目線で解釈すると、2019年からSNSやYoutubeでの活動を始めた嵐のことを歌っているのではないかと思いました。
憧れの未来=嵐で、いつもの右ポケット=スマホ、身近な存在になったという風に聞こえます。
ただ、文脈的にしっくりこないので、また別の解釈がありそうですね。
皆さんはどんな歌だと感じましたか?
ぜひ教えて下さい!