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【嵐】どんなに願っても、もう僕らは会えない。シングル「Beautiful days」全曲レビュー

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Beautiful days

2008年11月5日に発売されたの24枚目のシングル

1.Beautiful days

作詞・作曲:Takuya Harada、編曲:ha-j

ニノ主演のドラマ『流星の絆』主題歌。

二度と会えない人を思って歌う、涙無しには聞けないバラード。

 

この曲本当にだめ。

切ないを通り越して苦しいんです。つらいんです。

一聴した感じでは、”またあの人に会いたいなぁ”くらいに聞こえるかもしれません。

その理由は、サビの歌詞が綺麗でポジティブな言葉が選ばれているからです。

(”きらり”や”綺麗だね”など。)

しかし、ドラマを見た上で聞くと一気に聞き方が変わります。

 

ドラマのあらすじを簡単に。

ニノが演じる主人公は、弟の錦戸亮と妹の戸田恵梨香の3人兄弟です。(すごいメンツ!!)

3兄弟は幼い頃、夜中に家を抜け出して流星群を見に出かけて、家に帰ると両親が殺されていました。

その犯人が一向に捕まらず、間もなく時効というところで手がかりを掴み始める・・・といったお話です。

このドラマは毎週欠かさず見ていましたが、めっちゃ面白いです!名作です。

コミカルさとシリアルさのバランスが絶妙で、何と言ってもニノの迫真の演技がたまらないです。

ドラマをもっとおすすめしたいところですが、曲の話に戻ります。笑

 

そうです、つまりこの曲は”死別した人に向けて歌った歌”なんです。

そして作品の中の”流星”というのは、両親が殺されたトラウマの象徴です。

これを知ると、”悲しいほど綺麗だね”という歌詞の重さが全然違いませんか?

”綺麗”の中に潜む残酷さや悔しさを感じ取ることができます。

また、節々に明確に”永遠に会えない”という表現がされていて、目の前に現実を突き立てます。

主題歌として完璧ですね。

 

ラスサビ前の

楽しくても 苦しくても

もう僕らは会えない どんなに願ってても

は、本当に胸が締め付けられます。

まだ幼かった3人がどんな気持ちで育ったのか。

それを見守れなかった親はどんな気持ちなのか。

いくら星に願っても、もう二度と会うことはできません。

 

そんな曲のタイトルが「Beautiful days」というのも、また皮肉なものですね。

 

2.僕が僕のすべて

作詞:100+、作曲・編曲:加藤裕介

嵐出演『au BOX』CMソング。

今の自分が正しいのか悩んでしまうときもあるけど、ありのままの自分を受け入れようというメッセージソング。

たた脳天気に前向きなのではなく、後悔していることもあるところが等身大の人間という感じがします。

そういった少しの切なさを織り交ぜてくるところが嵐らしいです。

 

カップリングの中ではかなり人気上位だと思います。

CM曲だったり、後にベストアルバムにも収録されたりして知名度も高いです。 

 

イントロだけでぐっと心を掴まれる感覚があります。

 

3.忘れられない

作詞:Arika、作曲:HIKARI、編曲:佐々木博史 

どこか民族っぽい雰囲気を感じる失恋ソング。

シタールみたいな弦楽器と笛(フルート?でももっと民族楽器っぽい)が印象的。

サビになると一気にマイナー調になって”おっ、そうなるの?”という驚きがあります。笑

 

大野くんの歌い方が若いというか、とても素直ですね。 

 

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