HEARTS GIRL
2019年9月25日(水)に発売されたフレンズの2ndプチアルバム。
”HEARTS GIRL” = ハーツガール = 発芽
ということで、タイトルには”新たに成長したフレンズを見て欲しい”という気持ちが込められています。
前作から矢継ぎ早のリリースとなる本作は、切なく心に響く壮大なウィンターラブバラード「12月のブルー」と思わず口ずさんでしまいたくなるポップなメロディが印象的な「HEARTS GIRL」などを含む全6曲を収録。
バンドの殆どの曲を手掛けるひろせは元より、今作では他メンバーの楽曲書き下ろしによる多彩なサウンドがぎゅっと詰まったフレンズの魅力が凝縮された傑作プチアルバムとなっています。
とあるように、今作はほとんどのメンバーが作曲をしていて、これまでより幅広い曲を楽しむことができます。
だけどさすがフレンズ、どんな曲でも耳馴染みがよく、ポップさは忘れていません。
圧倒的な柔軟性から成る、”楽しい”だけじゃない新しいフレンズをお楽しみください。
1.take a chance
一定のトーンで淡々と前に踏みしめていくような曲。
フレンズのパブリックイメージのように”とにかく楽しい!”というよりは、
きちんと現実を見据えて前を見ているような曲調が新しいです。
もっと派手なアレンジにできる気もするんですが、あえてこのトーンなんでしょう。
この曲はボーカルのえみそんが作詞・作曲をしました。
確かに初めて聞いた時、いつも作曲しているひろせひろせ感を感じなかったんです。
みんなが曲を作れるって強いですね!
"みんなでチャンスを掴んでいこう"って、聴いてくれた人たちの背中も押せたらいいな
と語るように、元気が出てくる歌詞になっています。
このアルバムの導入として徐々に気分を高めていってくれます。
2.HEARTS GIRL
聞いた瞬間に心奪われるような、とにかく元気でキャッチーなポップナンバー。
このアルバムで一番好きっす!!
「Love, ya!」が好きな人は絶対好き。笑
やっぱりキャッチーな曲つくるのがうますぎるな〜!
キラキラしてるし、韻踏んでるところが多いから歌ってて気持ちいいんです。
あとDJスクラッチがよいです。
今回はひろせひろせのラップが多めですね。
歌い方もいつもとちょっと違っていて、面白いです。
ちょっと飲みすぎちゃった俺
ふたり抜け出してコンビニでカフェオレ
とか。笑
サビ前の
どっちも真実です!
は太郎さんが歌っているんですが、インタビューによると
同じ音程で僕が10人くらいいるんです。
"ミスチルの桜井さん!"、"ASKAさん!"みたいな感じで、間髪入れずに振ってきて、僕がそれを歌うっていう(笑)。
だから、聞き分けられないと思うんですけど、誰がいるのか探してみてください。(太郎)
だそうです。(笑)
3.12月のブルー
フレンズ史上最長となる6分半のバラード。
しかし、決して無駄に長いわけではありません。
えみそんのボーカルが冴え渡っていて、あっという間に感じられます。
前の恋人に未練のある男性になりきったようなイメージ
で歌ったそうです。
4.Nothing
懐かしい雰囲気の80'sディスコティックナンバー。
イントロはそうなんですが、やっぱりえみそんの歌が始まるとフレンズになりますね。
この曲は太郎さんの歌がかなり多めです。
これまでのハイトーンではなく、ひろせひろせでも歌えそうな低めの音程の太郎さんは新鮮。
少しハスキーでいい声だなぁ・・・!
コーラスワークも多彩です。
あと、やたら"th"の発音がいいですね!笑
この曲はドラムの塁さんが作曲を手掛けています。
ほんとにみんな作曲しててすごい!!
5.0:25
フレンズとしては珍しく、低音を効かせた現代的なアプローチ。
そしてさらに珍しいことに、ドラムの塁さんがリードボーカルをとっています。
最初聞いた時、”シリアスなひろせひろせかな?”と思ったんですが、塁さんだったんですね!!
えみそん、太郎さんもいつもの歌い方とはかなり違っていて、いつになくシリアスムード。
ラップもいつもみたいなちょいダサラップではなくて、トラップ調で本格的。
”普段ふざけてるけど、ちゃんとやればかっこいいんだぞ?”というのを見せつけられたような気がしました。
かなりスルメ曲になりそうです。
この曲はギターの太郎さんが作曲を手掛けています。
フレンズのMVはいっつもワンカットしてんな!
6.地球を越えても
フレンズお得意のシャッフルビートで、肩の力が抜けた楽しいポップチューン。
やっぱりこの曲好きだな〜〜〜いつものフレンズで安心しますね!
この曲で珍しいなと思ったのは、
- えみそんがラップしてる!
- ひろせがめっちゃ歌ってる!
ってところですね!
曲調だけ聞くと「NO BITTER LIFE」などと似てるかな?と思いますが、これまでのフレンズの鉄板パターンとは逆のやり方なので少し新鮮でした。
PVには、ベース長島さんの盟友ノブさんがトレードマークのギラギラVネックを着て友情出演しています。
長島さんとノブさんはthe telephonesというバンドを組んでいて、私自身大好きなバンドだったんですが活動休止してしまいました。
と思ったら最近割と復活してるみたいですね!