LOVE
2013年10月23日にJ Stormから発売された嵐の12作目のオリジナルアルバム。
アルバム「LOVE」には、”始まるLOVE” ”勘違いのLOVE” ”イケイケのLOVE” ”終わったLOVE”など、さまざまな「LOVE」の形が表現された楽曲が詰まっており、さらに初回限定盤に同梱されますビデオ・クリップには大人の魅力を満載に表現された”Sexyな嵐”を収録!
ポップにはじけた前作「Popcorn」から一転。
時にはスイートに、時にはビターに心にしみるさまざまな愛のストーリーを詰め込んだハートフルなアルバムとなっています。
正直なところ、このアルバムは本当に聞いてないんです・・・。
別のことに熱中していたというのもありますが、当時まだ学生だった自分にはこの”大人なアルバム”は全然ヒットしませんでした。
聞いていてつまらないな、というのが本音です。
裏を返すと、徹底的にテーマに沿って作られたとてもコンセプチュアルなアルバムになっています。
嵐を批判しているわけではなくて、たまたま今回のテーマは子どもの私には難しかったということです。
ところでこの時の翔くんのビジュアル、鬼エグくないですか??
1.愛を歌おう
作詞:SQUAREF・mfmsiQ・John World、Rap詞:櫻井翔、作曲:Benny Jansson、編曲:佐々木博史
アルバムの始まりを告げるスケールの大きい愛の歌。
「Popcorn」での「Cosmos」と似たような壮大さがありますが、編曲されている方が同じなんですね。
人々がそれぞれ”愛”しあうことで、争いのない”平和”な世界になりますように。
表面上は”愛”について歌っていますが、さらにそこから先の”平和”を唱えていると思いました。
2.サヨナラのあとで
作詞:R.P.P.、作曲:MiNE・Atsushi Shimada・Fredrilk Samsson、編曲:吉岡たく
愛する人との別れへの未練が充満しているしっとりとしたミディアムナンバー。
大野くんのソロっぽい雰囲気があり、「静かな夜に」などが好きな方におすすめです。
君の言葉に嘘はないことを ずっと信じていたい
といった歌詞からわかるように、未練タラタラ。
まだ現実を受け止めきれずにいます。
完全に時の流れについていけてなくて置いてきぼりです。
落ちサビの大野くんの
どれだけ時間が流れたとしても
のくだりはさすが・・・!
この曲は大野くんが振り付けを手掛けました。
メンバーそれぞれが違う踊りをしているところが多いんですが、「アルゴリズムたいそう」のようにうまく噛み合っています。
(例えが下手すぎる)
最後の水滴の音とニノがたまらないです!
大人っぽい落ち着いたコートのような衣装も素敵ですね。
3.CONFUSION
作詞:Shigeo・Macoto56、作曲:Joe Killington・Katerina Bramley・Tim Worithington・Michael Conn、編曲:石塚知生
ギターリフが印象的なロックナンバー。
このアルバムの中では珍しいアップテンポな曲です。
珍しく本気の恋をしちゃって心をかき乱されてる男性のことを歌っています。
翔くんの
I'm a love fool
のときの顔よ!!笑
Bメロの言葉遊びが歌っていて気持ちいいです。
ライブでは大勢のジャニーズJrと一緒にパフォーマンスされました。
間奏の振り付けが少し可愛くて好きです。笑
あと、間奏のフレーズ完全に「A・RA・SHI」の間奏と一緒じゃないですか!?
狙ってやったのかどうか気になります。
4.Hit the floor - 大野智
作詞:alleztune、作曲:川口進・BERT・ROLF、編曲:石塚知生
女性をロマンチックにエスコートするジェントルマンな曲。
なんだけど、何か隠し事をしているような危険な香りがしてまたエロい・・・!
久々にアップテンポなダンスナンバーがきましたね!
初期の大野くんのソロを思い出します。「Rain」とか。
艶やかな歌声と、キレキレのダンス。
ファンのみなさんはこんな曲を待っていたんじゃないでしょうか?
5.P・A・R・A・D・O・X
作詞:AKIRA・H&Co.・SQUAREF・s-Tnk、Rap詞:櫻井翔、作曲:James Bird・Olly Goodman・Michael Duke・Emma Rohan、編曲:A.K.Janeway・吉岡たく・James Bird・Olly Goodman・Michael Duke・Emma Rohan
今作のリードトラック。
セクシーで、大人の色気ムンムン。
海外クリエイターが多数参加し、これまでの嵐では聞いたことのないようなカッティングエッジな曲になっています。
冒頭で”このアルバムは全然聞いていない”と言いましたが、この曲は例外。
初めて聞いた時からその斬新さについ耳が奪われてしまいました。
5×10以降、たびたび”大人の嵐”を引き出すような曲が制作されていました。
これまではそのどれもがあまりピンとこなかったんですが、この曲でついに”大人の嵐”をものにしましたね!
この曲の魅力は、まず洋楽っぽいサウンド。
作曲のクレジットに名を連ねる海外クリエイターの数を見るだけでも、その力の入れ具合がわかります。
要所要所に差し込まれる合いの手の野太さも海外感がありますよね。笑
作曲もそうですが、振り付けも海外製。
嵐全員でアメリカに渡り、ビヨンセやブリトニー・スピアーズといった大物アーティストも手掛ける超有名振付師、JaQuel Knightさんのもとでダンスを学んだそうです。
ちなみに、JaQuel Knightさんも嵐のことを”とてもいい人たちだった”と発言しており、中でも”SatoshiとNinoは覚えるのが早かった!”らしいですよ。
ハットを使った振りが印象的だったり、サビの”wanna make it love”の振りも独特でつい真似したくなります。
腰つきで引き寄せる
のニノもエロくていいですよね〜〜!
歌に関して、まずちょっと驚いたのは相葉ちゃんと松潤から始まるというところ。
これまでの嵐だったら、大事な曲の歌いだしは大野くんかニノに任せていたと思うんです。
これもひとえに嵐全体の歌唱力が高まっていることの表れだと思います。
その代わり、耳を引くのは大野くんとニノのハイトーンシャウト。
やはりこの2人には難易度の高いところが割り振られています。
そして目玉はサクラップ。
これまでも「let me down」などで披露されてきた”耳元でささやく系サクラップ”が、ついに完全体となりました。
こりゃあきまへんわ、エロすぎます。
こんなん夜にベッドで寝転がりながらイヤホンで聞いてみてくださいよ。
いるよ?翔くんが枕元にいるよ???
これ私が女性だったら完全にもうあれですね、言えないけどおかしくなってたでしょうね。笑
ラップ終わった後のブレイクもきっちり音が切れていて気持ちいいなぁ〜。
あ、あとこのラップ以降、サクラップでは息を吸う”スゥ~!”という効果音が多用されるようになりました。笑
6.sugar and salt - 櫻井翔
翔くんらしい、甘い歌声と色気のあるラップからなるミディアムナンバー。
曲の最後のスクラッチは「Hip Pop Boogie」に通ずるところがあると思ったらそれもそのはず!
「Hip Pop Boogie」を作曲したCOUNT FORCEさんは韻シストのメンバー2人によるユニットだったんです。
つまりほぼ同じ人達がつくった曲だったんですね。
これらの違いは、生バンドでの演奏かどうか。
韻シストは生バンドにこだわっていて、「Hip Pop Boogie」のときは時間が無いから生バンドは諦めてユニットによる作曲で提供したそうです。
7.Breathless
作詞:HYDRANT、作曲:Takuya Harada・Christofer Erixon・Joakim Björnberg、編曲:佐々木博史
8.20825日目の曲 - 二宮和也
母親への感謝の気持ちを綴った心あたたまるポップチューン。
タイトルの「20825日」とは、ニノの母が生まれてからこのアルバム発売日までの日数のことです。
ニノは毎年自分で作詞作曲していてすごいですね!
9.Rock Tonight
作詞・作曲:100+、編曲:BJ Khan
元気いっぱいなロックテイストな曲。
ライブでは、嵐5人の赤ちゃん時代からの写真がたくさん見られます。
肩を組むような振り付けや、学生服のような衣装など全てが可愛いです!
にのみ〜〜〜!!!
10.Endless Game
作詞:100+、作曲:Chris Janey・Dyce Taylor、編曲:2H・Chris Janey
11.Calling
作詞:s-Tnk・eltvo、作曲:Andreas Johansson・youwhich、編曲:石塚知生
12.夜空への手紙 - 相葉雅紀
作詞:阿部祐也、作曲:ニホンジン、編曲:BIGSHOOTER BOYS
亡くなった祖父への想いを歌ったバラード。
歌詞にある”逆さまみたいなモノレール”とは、千葉都市モノレールのことです。
相葉ちゃんのソロでバラードは初めてだと思います。
一生懸命歌う姿に心打たれます。
13.Dance in the dark - 松本潤
作詞:HYDRANT、作曲:Takuya Harada・SkyLine・Christofer Erixon、編曲:Pieni tonttu
ブラスのサウンドに惹きつけられるおしゃれなジャズナンバー。
タキシードを着て踊る松潤はとても雰囲気があってたまらんです。
この曲には隠された秘密があって、なんと松潤以外のメンバーの声が入っているんです!
時折聞こえるラジオボイスのやつです。
相葉ちゃん、翔くん、大野くん、ニノの順番で出てくるので、ぜひ探してみてくださいね。
14.Starlight kiss
作詞:AKIRA・s-Tnk、Rap詞:櫻井翔、作曲:Fredrik“Figge”Bostrom・川口進、編曲:川口進
ギターのカッティングから始まる、つい踊りだしたくなるファンクチューン。
この曲は結構好きです!
ライブでは、タイトルにふさわしく投げキッス連発!!
15.FUNKY
作詞:mfmsiQ・s-Tnk、作曲:BJ Khan・Takuya Harada・Joakim Bjornberg・Christofer Erixon、編曲:BJ Khan
このアルバムの裏のリード曲と言ってもいいような、みんなで踊れるファンクチューン。
2曲連続でファンク調ですね。
もう少し曲順離しても良かったんじゃないかな?笑
この曲は、今作のアルバムツアーに先駆け、Johnny's webにて「嵐 L (レッツ) O (踊ろう) V (僕らと) E (エンジョイ) ファンキーダンス」と題した振り付けビデオが公開されました。
こんな試みはこれまで無かったですね!
みんなで手持ちのペンライトを使って踊るんですが、実は「L・O・V・E」の文字をかたどった振り付けになっているんですよ。
この振り付けビデオは、ライブDVD「ARASHI Live Tour 2013 “LOVE”」に収録されていて、「ARASHI LIVE TOUR 2015 Japonism」のときも再び公開されました。
16.Tears
作詞:小川貴史・SQUAREF、作曲:加藤裕介、編曲:BJ Khan
アルバムの最後を飾る壮大なバラード。
キャッチーすぎず、かなり凝ったコード進行になっていてとても勉強になる曲です。笑
コートを着て披露されたのが印象的です。