Traveler
2019年10月9日にポニーキャニオンから発売された、Official髭男dismのメジャー1作目、通算2作目のフルアルバム。
”音楽で旅をする”というテーマにふさわしく、様々な時代や背景を持った色とりどりの曲が収録されています。
その曲の中に髭男の魅力もたっぷり詰まっていて、
- ポップでキャッチーなメロディ
- おしゃれなサウンド
- 大胆で幅広いアレンジ
- 多彩なコーラスワーク
にこれまで以上に磨きがかかっています。
正直、想像以上の出来でめちゃくちゃ驚いています。
このアルバムは名盤です。
にしてもタイアップ曲めっちゃ多いな!すご!!
1.イエスタデイ
作詞・作曲:藤原聡、編曲:蔦谷好位置、Official髭男dism
東宝配給アニメ映画『HELLO WORLD』主題歌。
1曲目から神曲きちゃいましたね。
かっこよさと疾走感と切なさが見事に調和した名曲です。
映画館で「HELLO WORLD」の予告見ただけで胸をズギューンと射抜かれました!
髭男で一番好きな曲かもしれません。
時計の音が使われてる曲ってなぜか好き。笑
9月の5曲にも選出しました!
2.宿命
作詞・作曲:藤原聡、編曲:蔦谷好位置、Official髭男dism
3rdシングル。
2019 ABC 夏の高校野球応援ソング/「熱闘甲子園」テーマソング。
派手なブラスと力強い歌詞のパワーがすごい曲。
ベースもシンセベースで、とても今どきな音像に仕上がっています。
バンドでここまでやっちゃう無敵感がすごい。
私はちょっとやりすぎかな〜と思ってしまいました。
3.Amazing
作詞・作曲:藤原聡、編曲:Official髭男dism
2ndシングルc/w。
懐かしいサウンドのダンスミュージック。
けど随所に今っぽいハイハットなどが組み込まれていて、懐かしいけどださくはなってないんですよね。
髭男のアレンジ力の高さを見せつけられます。
4.Rowan
作詞・作曲:小笹大輔、編曲:illicit tsuboi
これ好きっすわ〜〜〜!!
ベースのグルーヴとエレピが気持ちいいおしゃれAOR。
この曲は、いわゆる”丸サ進行”と言われているコード進行です。
椎名林檎の「丸の内サディスティック」と同じコード進行なんですが、丸サが完ぺきな仕上がりで、このコード進行の代表作になってしまいました。
だって、ぜーーーんぶ丸サに聞こえちゃうんですよね〜〜〜!笑
ちなみにこの曲はギターの小笹さんが作っています。
5.バッドフォーミー
作詞・作曲:藤原聡、編曲:Official髭男dism
2ndEP c/w。
テレビ大阪・BSジャパン 真夜中ドラマJ『グッド・バイ』主題歌。
この曲も前々からかなり好きです!
基本的に、髭男ってメロディつくるのがうますぎますよね。
メロディラインのうまさもですが、韻を随所に踏んでくるのでリズミカルでキャッチーさが増します。
ブラスも多用していて、派手でパンチ力ある曲ばっかりだな〜。
6.最後の恋煩い
作詞・作曲:藤原聡、編曲:Official髭男dism
ちょっと懐かしいメロとサウンドが心地いいファンクチューン。
このアルバムで一番ベースが重要な曲だと思います。
(十分多いですが、)音数が少なめで隙間が多いのでベースのグルーヴが存分に楽しめます。
このくらいのブラスの量がいいですね。
7.ビンテージ
作詞・作曲:藤原聡、編曲:Official髭男dism
フジテレビ『あいのり:African Journey』主題歌。
カントリーチックなスライドバーのギターフレーズがビンテージ感を演出するミディアムナンバー。
イントロから厚いコーラスが印象的です。
この曲はそんなに、あれです。笑
8.Stand By You
作詞・作曲:藤原聡、編曲:Official髭男dism
2nd EP 表題曲。
Apple Music CMソング。
「ビンテージ」で一旦落ち着いた後に聞くと、やっぱりこの曲の魅力を再確認しますね。
イントロのピアノバッキングだけで素敵すぎるもんな〜。
そしてサビは今どきのフューチャーベースっぽいフレーズで、よくバンドでやったなぁこれ。笑
髭男は基本的にキーが高くて歌えないんですが、この曲は歌っていて気持ちいいです。
9.FIRE GROUND
作詞・作曲:藤原聡、編曲:Official髭男dism
2nd EP c/w。
TVアニメ『火ノ丸相撲』OPテーマ。
このアルバムで一番派手なギターロックナンバー。
ブラスもだけど、タンバリンうるせえ!(笑)
でも、引いて余りある程ベースかっこいい。
さっきから上モノを否定してばかりですが、いらないわけじゃないですからね!笑
10.旅は道連れ
作詞・作曲:楢﨑誠、編曲:Official髭男dism
お昼に散歩したくなるようなラフな雰囲気が漂う平和な曲。
この曲はベースのならちゃんが作っているんですが、なんと、メンバー全員が歌っています!
11.052519
作詞・作曲:藤原聡、編曲:Official髭男dism
「Pretender」のイントロが伸びたような約10秒のインストで、そのまま次の曲に繋がっていきます。
この数秒が、これまで聞いてきた「Pretender」の印象をがらりと変えていてびっくりです。
このタイトルの意味、とても気になりますよね!
私は詳しくないですが、どうやらアニメ「シュタインズゲート」が関わっているみたいです。
”1”を超えたときに世界線が変わる
だけどまだ”0.52519”だから世界を変えられない
らしいです。
そういえば、シングルのジャケットにも”052519”という数字が表示されていますね。
12.Pretender
作詞・作曲:藤原聡、編曲:Official髭男dism
2ndシングル。
東宝配給映画『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』主題歌。
あのね、人気な曲とか聞いてほしい曲ってアルバムの3曲目までに持ってくるのが鉄則なんですよ。
なのに、あれだけ爆発的にヒットしたこの曲を後の方に持ってくるなんて。
度胸もすごいけど、”この曲だけに頼らなくていい”というバンドの基礎力の高さに脱帽です。
私の周りでもこの曲が好きな人は多いし、みんなカラオケにいれるし、歌えない。
13.ラストソング
作詞・作曲:藤原聡、編曲:Official髭男dism
実質アルバムの最後を飾るミディアムナンバー。
映画主題歌には「Pretender」が選ばれたけど、”いくつか作った中にこの曲もあったのかな?”と思うくらい良質でストレートな曲です。
もっと歌いたいのにな
という歌詞が胸に残ります。
Cメロがエモくていいっすな〜!
14.Travelers
作詞・作曲:藤原聡、編曲:Official髭男dism
スマホで録ったような弾き語りから始まる2分にも満たない曲。
これがアルバムの1曲目でも良かったんじゃないかな〜と思いましたが、最後に収録されているのは何か意図があるのでしょう。
さぁそろそろ行こうか
という歌詞で締められることもあり、ついついアルバム1曲目から聞き直してしまいます!
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